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2021.6.25

おっちゃん先生 ワンポイント! 小学5年生(算数)Part1

こんにちは!おっちゃん先生の算数のつまずきワンポイントれっすーん!

 

今回は5年生で最もつまずきやすいポイント割合についてお話しします。

割合は5年生から始まり中学、高校と学んでいく単元です、基礎をしっかり覚えて苦手を克服しよう!

 

割合の定義

割合は「比べられる量÷比べる量」で求めることができます。つまり、割合とは元の量に対する比べられる量の比率のことです。

なお、元の量は全体の量であることもあります。元の量(全体の量)を1として、比べられる量の比値を考えます。

 

では、いろいろな形で割合を考えてみよう!

 

1.百分率で考える

百分率(%)では、元の量を100%として比べられる量の比値を求めます。

つまり割合に換算すると0.01が1%になるということです。

 

よって百分率と割合の間には以下の式が成り立ちます。

  • □%={比べられる量/全体の量(=割合)}×100
  • 割合=□/100

この式を使うと百分率と割合の関係は次のようになります。

       百分率        

        割合        

1% 0.01(1/100)
10% 0.1(10/100)
100% 1(100/100)

 

2.歩合で考える

歩合とは元の量を10割として比べられる量の比値を考えることです。

よって割合と歩合の間には以下の式が成り立ちます。

  • ○割={比べられる量/全体の量(=割合)}×10
  • 割合=○/10

また歩合には「割」以外にも、「分」や「厘」という単位があります。それぞれと割合の関係は次の通りです。

        歩合                 割合        
10割 1
1割 0.1(1/10)
1分 0.01(1/100)
1厘 0.001(1/1000)

 

3.割合・百分率・歩合の関係について考える。

割合は元の量を1とするのに対し、百分率では100%歩合では10割を元の量として比べられる量の比値を考えます。

 

よって割合・百分率・歩合には次のような関係が成り立ちます。

     割合          百分率          歩合     
0.001(1/1000) 0.1% 1厘
0.01(1/100) 1% 1分
0.1(1/10) 10% 1割
1 100% 10割

 

4.まとめ

割合を求める公式はしたの3つ

「比べられる量」=「もとにする量」×「割合」

「もとにする量」=「比べられる量」÷「割合」

「割合」=「比べられる量」÷「もとにする量」

 

覚えにくい時は次の形で覚えてみよう!


5.練習問題

1.割合

問  72点は90点と比べると何倍か

 

割合を求める問題なので、72点と90点がそれぞれ『比べられる量』『もとになる量』のいずれかで

これらを「割合」=「比べられる量」÷「もとにする量」にあてはめます。

 

90点と比べるとと問題文にあるので、比べられるのは72点の方です。

ということは

 72(比べられる量)÷90(もとにする量)=0.8 となり、0.8倍です。

 

また問題文は「72点は90点の何倍か」と、書き換えることもできます。

つまり、『72=90×割合』⇒『72÷90=割合』と考えることもできます。

 

2.くらべられる量

問 今月のお小遣いは先月の2,000円の0.9倍だった。今月のお小遣いはいくらか。

 

先月のお小遣いをもとにして今月のお小遣いと比べたとき0.9倍になるということです。

『もとにする量:2,000円』、『割合:0.9倍』で『比べられる量:今月のお小遣い』となります。

これらを公式「比べられる量」=「もとにする量」×「割合」にあてはめます。

 

式 2000(もとにする量)×0.9(割合)=1800 今月のお小遣いは1,800円です。

 

3.もとにする量

問 ある商品の値段が値引きされて0.7倍の1,050円になっていた。値引き前の値段はいくらか。

 

問題分は次のように考えることもできます。

「ある値段(値引き前の値段)を0.7倍したら1,050円になった」

 

このようにすると『もとにする量:値引き前の値段』『比べられる量:1,050円』『割合:0.8』というのが分かると思います。

では、これらを「もとにする量」=「比べられる量」÷「割合」にあてはめます。

 

式 1050(比べられる量)÷0.7(割合)=1500 値引き前の値段は1,500円です。

 

ポイント

割合の問題で難しいと感じる子は、『もとにする量』『比べられる量』

どのように区別すればいいのかわからないという子が多いです。

そういう場合は、割合をかけるの値がもとにする量』で、割合をかけたの値が『比べられる量』

と考えるとすんなり理解できることがあるので、おすすめです。

 

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